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ダンゴムシも喰わぬ

腐女子の雑多なブログ。ゲームや声優のことなどを思いつくままに。

悠久のティアブレイド~王道主人公シュド編③~

前回の続きです。

ラストまで振り返ってまいりまーす。

 

 

 

イヴの哀願によって、彼女の身柄と引き換えに地上へ戻されたシュド。
自分の望まない展開に納得できず、スラムの家に戻るでもなく真っ先に向かったのはかつてアタルヴァと共に訪れた荒野。何の手立てもなしにやってきたものの、どうすれば前のようにネオスフィアに行けるのか見当もつかず立ち尽くすのみ。
脳裏によぎるのはイヴとの思い出と残酷な現実。
悲嘆にくれるシュドの物語はここで幕を下ろすのかと思われたその時。

 

「あの子を救いたいか?」

 

どこからともなく語りかけてきた老人の声。シュドは困惑しつつも周囲を見渡しますが、こんな荒れた大地にいるのは自分だけ。
それを知ってか知らずか、再びその声の主は同じ言葉を繰り返す。

「そんなもん決まってるだろ!オレは彼女を救いたい!」

迷いもなく答えるシュドが光に包まれ、目を開けたそこには見慣れない場所にいました。
ほぼ幽体離脱みたいな状態で3000年前のネオスフィアに飛んでしまったシュド。
そこで知ったのは、自分もイヴの兄ギルと共に騎士としてイヴに仕えていたこと。
元はティアブレイドの整備士として調整された擬似人類の自分に、「シュド」という名前を与えてくれたのがイヴだったこと。

この時のスチルはまさに「この恋は偶然じゃなく、運命だったんだ!」というシュドの物語の象徴的なものだと思います。

実はイヴとロウの過去を知った時、私は正直「シュド、ここは潔くロウに譲ってあげなよ」と思っていました。
だって3000年探し続けてたんですよロウは!ちょっと頭がおかしくなっただけで本当はイヴを一途に想ってる子なんですよ!ちょっと頭がおかしくなってやかましいってだけで!(しつこい)
なので偶然出会って好きになったシュドは引くべきなのでは?と思わないでもなかったです。けど、シュドだってイヴと出会ってたんですよね。「オレはこの人のために戦おう。オレはそのために生まれてきたんだ」なんて純情すぎやしませんか。
結局、ユニオンはシンガルに攻め込まれ、シュドはイヴに対する想いを秘めたまま散っていくのですが、その後ロウ達によって生死を繰り返す間もイヴの願いである「みんなを守る」という意志を引き継いでいた。
正確には覚えてるのではなくて、擬似人類であるシュドの人格データに記録していたという。
「ロウ達の手足となって生死を繰り返す。開発工場の下っ端として、お偉いさんの秘書として、単なる実験生物として」←ここでなぜか涙腺にきて号泣してしまった・・・。

倫理観はさておき、3000年の輪廻転生を繰り返しながらもイヴを思い続けた一途さはロウに負けないぐらい永いもので、負い目など感じる必要性もないってことですよね。
なのでシュドの過去を知ってからは後ろめたさもなくシュドルートを進行できました。
まあ恋というものに時間の長さなど関係ないのですが!

ちなみに、今のシュドが病的なまでにお人よしなのもイヴが原因らしい(笑)。
そして、まだ駆け出しの整備士でしかなかったシュドの素質を見抜いたギル兄様がかっこよすぎる。騎士団長らしい厳しさもあれば、意外にお茶目なところもあったり。なぜ攻略キャラでないのか

「過去がどうとかなんて関係ない!オレはあの子を助けたいんだ!」


ここからどうするかはお前の意志次第だと告げる老騎士ガルガドに、さすが赤色主人公、気持ちいいほどの明快さで答えました。
すべてを思い出したシュドは、騎士団達の手助けによってネオスフィアに向かい、かたくなにシュドを拒絶していたはずのティアブレイドに乗り込みイヴのもとへ。

地上へ帰ったはずのシュドが操縦するティアブレイドを見るなり、ロウは怒りを顕わにして対峙します。
自分にとっての邪魔者が戻ってきた苛立ちより、イヴの気持ちを無碍にしたともいえるシュドの行為に純粋に憤慨している感じでした。本当ロウのこのどこまでもイヴを最優先に考えるところ大好きです。

ロウの黒きティアブレイドを前にしても、シュドはスッキリ吹っ切れたような声で
「今度はオレが言わせてもらう。オレの邪魔をするな!!」と一蹴。いやー気持ちいい。

シュドに加勢するかのようにティアブレイドに騎士たちの武器や意志が集まるのも熱かったです。同時に、昔守ってくれた騎士たちに自分を否定されて悲痛に叫ぶロウがみてて辛かった。
そんな最中でもイヴの融合は進行していて、ナノマシンを暴走させはじめたロウを尻目に自動操縦に切り替えたティアブレイドから脱出して彼女のもとへ。

今にも白いナノマシンによって失われかけたイヴの体を抱き寄せ、今のイヴが3000年前のイヴと同じじゃなくても関係ない。オレはあの時姫様からもらったものを返しにきたんだ。そう何度もイヴに言い聞かせ、一緒に生きてほしいと伝えます。
地上の浄化への手段が失われてしまうことも承知の上、弟の病を治すためにイヴが死ぬなんて許されるわけがない。
シュドの言葉に自分の生きる道を諦めかけていたイヴの心が動き、一緒に生きていくことを決意。それを察したのか、もう一人のイヴはナノマシンを与え、イヴは完全な状態となってシュドと共にロウに立ち向かう。

保護装置からイヴが消失したのを見て、全てを理解したロウ。
彼の愛したイヴは、今目の前に存在するイヴにあらゆるものを託したのだと。
到底こんな結末など受け入れられるはずもなく、黒いナノマシンですべてを破壊しようとした時。

それまで静観していたアルカディアによってロウは取り込まれ、黒いティアブレイドアルカディアのウィルスによって禍々しい姿に。
けれど、生きることを決意したイヴ達はそれに怯むことなく、飛翔能力を得たティアブレイドは上空へ飛び立ち、決戦へ。

ラスボス感たっぷりの様相になった黒きティアブレイドを操作しながら、これまたラスボス然としてイヴをデータとして納めようとするアルカディア
シュドが以前、ユニオンでデータ上の死を体験したあの場所を脳裏に浮かべ、
あんな尊厳もなにもない世界なんて願い下げだと訴えかける。
倫理もへったくれもないですもんね・・・。シュドが声を大にして否定したくなるのももっともだといわざるを得ない。
しかし相手は言葉を解すAI、人間をデータ化して管理することで得られる安寧を確信して揺るがない。神の命に従う自身に敗北はないとハッキリ言い切っております。
ところでアルカディアのいう神ってどんな存在なんでしょうか。アルカディア人工知能が得た偶像といったかんじ?だとしたらアルカディアもめちゃくちゃ人間味があっていいキャラだと思います。知能を得たらたとえ電子的な存在でも神様みたいなのを信じるようになるのかな。ロマン溢れるわぁ~。

最後はイヴとシュドによって核を破壊され、人間はまた過ちを繰り返すだろうと呪詛じみた言葉を囁いて沈黙しました。
古代人類が生み出した最高の演算処理能力をもつAIが淡々と出した答えなのできっと間違いなく悲劇は起きるのでしょう。
けれどもシュドはそれでもいい、何度だって止めてやる!と豪語。なんとなく、このセリフがアルカディアのいう神という存在に対する宣戦布告みたいにきこえました。

一難さってまた一難というか、ラスボスが倒れたらそこのステージが崩れるのもお約束。
アルカディアは最後の悪あがきとして、ネオスフィア崩壊の引き金を引きました。
このままネオスフィアの転換炉が破壊されて汚染物質が地上にあふれ出てしまえば、それこそ地上は死の大地になってしまう。
これをとめられるのは、やはりイヴのナノマシンによってのみ。
シュドと生きると決めたばかりなのに、やっぱり世界はイヴの死が必要なのか。
全てを守るため、命を捨てる覚悟をしたイヴ。
しかし突然、イヴの体から白い影の姿をしたもう一人のイヴが現れる。
「大丈夫、私がなんとかする。私たちがしたことは、私たちで終わらせる」
そう言い、動かなくなった黒きティアブレイドからロウを連れ出したイヴ。その周囲にはかつて彼女のそばにいた騎士たちの意志。シュド達の幸せを祈って、彼女たちは姿を消してしまう。
途端に汚染物質の発生が抑えられ、これで地上への脅威はなくなった。
あとはティアブレイドに乗り、崩壊しつつあるシェルターを脱出するだけ。
この期に及んでもヤジュルの心配をするイヴが優しい・・・。
アタルヴァを回収し、残るはクレイドルだけとなった。けれどクレイドルはネオスフィアから出ることはできないという。
数千年の間、そばにいてくれたクレイドルを助けられないことに動揺するイヴ。嫌だ嫌だと叫ぶ彼女に、クレイドルはやんちゃな子供に手を焼く母親のような声で諭します。
シュドとアタルヴァに彼女を託して、イヴにさよならを告げるクレイドル。つ、辛い・・・。
いやいやここは赤色主人公としてなんとかしようよ!KIAIでなんとでもなるでしょ!!クレイドルも連れてってあげてよぉ!!

 

悲しい別れを乗り越え、イヴ達がシェルターの天蓋を突き破って出てきたそこには、
あの時シュドが見せてくれた絵と同じ、青空が広がっていました。

それからイヴはシュドと一緒にスラムで孤児院をつくり暮らしていました。
地上の大気は浄化され、シュド達の病も完治して平和な日々を謳歌。
アタルヴァはまだ兄弟の生き残りがいるとの話をきいて、カーマインと共に旅にでたもよう。ヤジュルはなんか・・・たぶん生きてんるじゃね?的な扱いされてて笑った。

そして動かなくなったティアブレイドが背中をあずける大木のある場所で、シュドとイヴはいい感じの雰囲気になってハッピーエンドです(適当)

イヴはイヴによって人間の体に作り直してもらえたようで、これで「永遠の命」から解放されたようでした。
というか、擬似人類を操作するアルカディア達がいなくなったということは、地上の人類も昔の人のように自然の摂理に沿った生と死を迎えるようになるのでしょうか。

 

なにはともあれ、冗長になってしまいましたがこれにてシュド編終了です。
典型的な直情キャラで安心して物語を進められました。どんな困難や挫折があっても、とりあえずKIAIがあればなんとかなるだろ!みたいなw
あとアタルヴァとのケンカは周回するうち何度もみるのですが楽しいw
ハレンチな単語は口からいえない純粋さがかわいらしいし、下心のないアタルヴァに女慣れしてると疑いをかける、少しませた部分があるのも面白いw
かと思えば、テントの中でヤジュル達3人で恋バナ(?)するときのはしゃぎよう、恋愛とかよくわからないけどイヴを見てると幸福感を感じると話すアタルヴァに「無自覚派かぁ///」と
にやけたり、なんだお前けっこう俗だな?と思わないでもなかったり・・・。

けれども誰かの犠牲に成り立つ平穏なんてあっていいわけない!というヒーローらしい姿勢はとても好印象でした。
ヤジュルルートでは再会したヤジュルに恨み言を並べるでもなく、イヴが隣にいるということはそういうことだろう、だから許してやるぜ!というサッパリした性格も好き。

あのふわふわ赤毛がアニメで見れるようになったらめちゃ嬉しいんだけどなあ・・・。

ここまでお読みくださりありがとうございました。
次はもっとカンケツに書けるようにしたいです。